報告者 : 佐坂茂美 | |||
山行名 | ボッカトレーニング | ||
ルート | 坊村ー御殿山ーワサビ峠ー武奈ヶ岳ー釣瓶山ー地蔵山ー畑バス停 | ||
山行日 | 2011年10月30日 | 天候 | 小雨 |
参加者 |
A班
CL : 永石(乙訓)、 SL : 佐坂(京都田辺) 男性 : 荒木(明峰)、 大谷(やましな) 女性 : 鹿島(西山) 計 : 5名 B班 男性 : 星野(洛中)、 山下(右京) 女性 : 河端(与謝)、 桐山(やましな)、 久世谷(西山)、 猪倉(西山) 計 : 6名 講師 : 奥西、 藤原、 小倉、 坪山、 網岡、 中村 計 : 6名 合計 : 17名 |
コースタイム | ||
坊村(9:10)−P846(10:35)−御殿山(11:35)−武奈ヶ岳(12:30)−釣瓶岳(13:30)−地蔵山(14:50) −畑バス停(15:50) |
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山行報告 | ||
登山学校での最初の山行であり、山行には「目的」「目標」が明記されている。 今回の山行では ●
目的 体力トレーニング及び各自の体力を把握する。 ●
目標 12kg以上の荷物を担ぎ、縦走路を完歩する。 第10回初級登山学校の受講生は15名(男性:5名、 女性:10名)であるが、 山行の班員数は5名程度とされている。 これは統計から班員数、5名程度が最も事故発生が少ないからだそうだ。 私はC班に配属されているが、第一回の山行では欠席者もありA班に編入された。 (A班、B班、C班の班員は終了山行までは変更しないとの由。) この山行実施前に開校式が10月23日にあり、その場で担当(CL、 SL、 記録等)が決まり(自分で名乗り上げる)、 私は無謀にもSLを買って出た。 6時40分 出町柳着 未だ誰も来ていない。 集合場所である出町柳には集合時刻の40分前に到着(集合時刻:7時20分)。 労山の会員との山行はこれで2回目ではあったが、やはり緊張しているようだ。 少し時を経ると見知った顔が揃い始めた。 皆が健脚に見えて付いて行けるかどうか 不安な気持ちがよぎる。 挨拶を交わし 互いに自己紹介するも一度では覚えられない。 バスの到着を待つ間、 降り続く雨対策で雨具を着る。 講師に拠る「検量」開始。 下山時に12kgを担いでいることが条件だから皆13kg程度は担いでいる。 私のザックは14.6kg。 この中に水(1.5リットル)、弁当が入っており、全部消化しても下山時の12kgは残るはずである。 今年の愛宕山でのペース登山では16kgを担ぎ通すことが出来たので この負荷重量は担ぎ続けられると予想した。 坊村下車後、準備体操。 これはCLにリードしてもらったが、矢張り我が山友会とは当然のことながら中身が若干異なる。 いよいよ、山行開始。 私はA班でありSLを担当したため先頭を歩く羽目になった。 講師は皆さん最後尾に着く。 このルートの武奈ヶ岳までは何度か登っており、御殿山を過ぎてからの「夏ルート」、「冬ルート」も分かっているから安心だが、武奈ヶ岳の先のルートは初めてであるため、 その旨を班員に告げユックリと歩を進めた。 山友会で教わった後に続く人の気配を感じながらペースを作ろうとするが どうしても早くなり何度か振り返りその差を縮める。どうにか私の脚力も皆に付いて行けそうだと確信出来た。
高度を上げるに連れ、体温が上がる。 「衣服調整」の時間をとり、休憩を入れ無駄口をたたくこともなく、皆黙々と登って行く。 山友会の仲間との山行であれば皆見知っているので笑いを誘うような話題も出しながらの山行になるはずである。 しかしこんな“緊張感のある山行も又楽し”である。 休憩時間は5分程度で、「2分前」とか「1分前」と声をかけるが これには抵抗感もあるようだ。 班員の様子を見て判断し「それでは出発します」程度の方がいいよとのアドバイスもあった。 雨天でもあり、皆さん初めての仲間ということで交わす言葉も殆どなく、順調にP846、御殿山と抜けて行き、稜線歩きが始まる。 途中、私の班の1人のペースが遅く(聞けば8kg以上の負荷を担いだ山行はないとか・・・)B班と入れ替わる。 何度か見た御殿山からの武奈ヶ岳。 雨天ではあるがどっしりとして私たちを待ってくれている。 途中、特に「昼食」のための30分前後の休憩も無く、行動食ですます。 皆さんの弁当を見たが「行動食」程度であり、 小雨のためか、皆立っての食事である。 食事中
武奈ヶ岳を過ぎると私にとっては始めてのルートである。 B班との差はかなりあり、姿は見えない。 1/25000の地図は余り使ったことが無く当学校で曰く「エリアマップ」のルートとマーキングテープを確認しながら先頭を歩く。 地蔵山・地蔵峠付近からガスが出始め、踏跡も定かでない。 マーキングテープも疎になってくる。 果たして道迷いをせずに下山できるのかどうか、先頭を歩く立場で不安になってくる。 併せて、時間が掛かりすぎているらしく、畑のバス停での発車時間もあり、講師の指示で急遽ルート変更。 講師の方も地図を見、尾根を見、谷を確認しルートを探る。 (講師の方の現在地確認に違いのあったのには驚いた。 これもガスなどの影響か?) やがて林道に辿りつくが、林道を歩くことなく横断し尾根筋を辿る。 踵の調子が悪くなり応急処置 少し暗くなるがヘッドランプを使うほどではない。 15時50分 畑バス停に到着。 ここで再びの検量。 私の重量は14kg。 僅か600gの減である。 これは多分雨とポシェットもザックに放り込んだためだろう。 全員の検量も終了し全員“合格”。 但し、講師より「今日の歩行スピードでは 終了山行の(西穂―奥穂)にかかる時間は十・・時間(一桁の数字がよく聞き取れなかった)かかる。 今日のスピードの2割増し(早く)、負荷も10kg程度はいつも担ぐようにする事」とのお達しがあった。 その後バス、JRを乗り継ぎ帰途に着くが 京都駅では有志の方の「反省会」があったらしい。 次回はこの「反省会」にも参加したいものである。 その次回の山行は11月26日〜27日に「比良山全山縦走・テント泊」で JR が予定されている。 どうなることやら! |